金融工学:ディスカウントファクター

◆ディスカウントファクターについて


将来価値を現在価値に直すために
使う値のことを
ディスカウントファクター
といいます。


ちなみに、
現在のお金で換算した価値を
現在価値
将来のお金で換算した価値を
将来価値
と言います。


具体的にどういうことかといいますと、
現在100万円を持っていて、
1年間の利息が3%だったとします。
その場合、
1年後には103万円になります。

つまり、
「1年後の103万円は現在の100万円」
ということです。


そこで、1年後の100万円は、
現在ではいくらのなのか考えてみましょう。


100万円÷103万円=0.971


なので、


100×0.971=97.1万円

とすれば、
1年後の100万円の現在価値が分かります。
この時に使った値0.971
ディスカウントファクターとなります。


※参考書籍

世界一やさしい金融工学の本です

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