インターネット広告の正体?
最近、
「アドマーケットプレイスがアツい」
とか、よく話題に出てくるようになった。
日本では、ライトメディア(と言う会社)が
いくつかのインターネット関連の会社に
システムを提供して、やらせているようだ。
「RTB(リアルタイムビディング)が…」
「オーディエンスデータを…エンゲージして…」
みたいな話をしている事が多くなった。
そこで、行動ターゲティングについて
いろいろ考えてみたので、メモ。
やはり、行動ターゲティングの行き着き先は
成果報酬型。
いや、行動ターゲティングだけじゃない。
すべてのインターネット広告は、
結局、成果報酬型へ向かっていく。
媒体のブランドとかを無視する方向。
=認知されるという事に価値を見出さない方向。
この考えを進めると
インターネット広告は広告ではなく、
SP(セールスプロモーション)になる。
(結局、下記と同じ内容か
http://smashmedia.jp/blog/2008/03/001207.html)
でもそれは、
賢い選択なんでしょうか?
と疑問に思う。
ネット業界の人って、
テレビや新聞など既存のメディアを否定しがちで、
彼らの儲け方も否定して、
広告ではなくセールスプロモーションへ走っているような。
「法外に高く、効果も分からない広告なんて、
今に時代じゃ生きていけないよ。」
と。
既得権益にあぐらをかいているような
旧来のメディアだが、
彼らから学ぶ事もあると思う。
「ネット広告の連中は、アホな売り方してるな〜」
と笑われているかもしれない、
なんて考えたりもする。
とはいえ、
インターネット広告のこの流れは止まらない。
インターネット広告のここ数年の流れを見てみると、
…
バナー広告
スポンサーシップ広告
ポップアップ広告
メール広告
検索連動型広告
アフィリエイト広告
口コミ
バズ広告
SEO
ゲーム内広告
モバイル広告
フィード広告
twitterマーケティング
行動ターゲティング広告
…
などいろいろあったが、
その都度、
「新しい商品ができました!
これからは○○広告の時代です!ぜひお試しを!!」
と言って業界全体で盛り上げ、
プチバブルが作られる。
それを専門にした会社もできたり。
一時期は好業績を残すがすぐに消えていく。
プチバブルがはじける。
と思ったのもつかの間。
「新しい商品ができました!
これからは○○広告の時代です!ぜひお試しを!!」
とまた新たな商品が。
…
この繰り返し。
つまり、
「結局は、成果報酬型に行き着くのです」
と言ってしまうわけにはいかないので、
手を替え、品を替え、
いろんな見せ方で何とか
完全に成果報酬型へ行かないようにもがいてる、
ようにも見える。
ネットの連中もほんとは、
テレビや新聞などの旧来のメディアと同じように
儲けたいけど、新規参入者が次から出てくるから、
同じようにはできない。
だから、これからも、
この繰り返しをしていくのだろうな。
…
ということ?
リスクと利益に対峙して、
次から次へと新しく出てくる金融商品
とも似ている気がした。